オプションのよくある失敗|安いオプション、売り、満期の確かめ忘れ
オプションの「売り」は、損失が限られません。このコースは、しくみと損益の形を学ぶためのものです。
この記事の要点
- 安いからと、満期が近くて価値の小さいオプションを買い続けてしまう
- プレミアムを受け取れるからと、損失が限られない「売り」をしてしまう
- 満期と精算のしくみを確かめずに持ち続けてしまう
1. 安いオプションを買い続ける
満期が近いアウト・オブ・ザ・マネーのオプションは、プレミアムが数円〜数十円と安く見えます。「当たれば大きい」と思って買いがちですが、安いのはそこまで動く見こみが小さいと見られているからです。
- 多くは、価値が0のまま満期を迎える
- 1回の金額は小さくても、くり返すと積み重なる
- 日経225オプションは1円が1,000円。プレミアム10円でも1枚1万円
2. 「売り」をしてしまう
プレミアムを受け取れる売りは、値段があまり動かなければ利益が残るので、魅力的に見えることがあります。
ただし、売りの形は、利益は受け取ったプレミアムまで、損失は限られません。小さな利益が続いたあと、一度の大きな動きで、それまでの利益の何倍もの損になることがあります。証拠金を上回る損になることもあります。
このサイトでは、売りのやり方は扱いません。
3. 満期と精算を確かめない
- 取引最終日がいつかを知らずに持ち続ける
- 持ったまま取引最終日をこえ、SQ値(翌朝の構成銘柄の始値で計算)で損益が決まる
- 夜から朝の動きで、思っていた損益と大きくちがう
買う前に、取引最終日と、いつまでに反対売買で終えるかを決めておきます。
ほかにも
ここに気をつけて
ここに書いた失敗は、多くの人がしてきたことです。自分もするかもしれない、と思っておくと、気づきやすくなります。
オプションの売りは、損失が限られません。
確認問題
Q1. 満期が近いアウト・オブ・ザ・マネーのオプションが安いのは、なぜですか?
答えと解説
正解は「満期までにそこまで動く見こみが小さいと見られているから」。安いのには理由があります。多くは価値が0のまま満期を迎えます。
安いのには理由があります。多くは価値が0のまま満期を迎えます。
Q2. 「売りは勝ちやすい」という話への考え方として、合っているのは?
答えと解説
正解は「利益は小さく決まっていて、損は限られない形だと知っておく」。小さな利益が続いたあと、一度の大きな動きで大きな損になる形です。
小さな利益が続いたあと、一度の大きな動きで大きな損になる形です。
Q3. 取引最終日の前に確かめておくことは?
答えと解説
正解は「反対売買で終えるか、SQで精算されるか」。SQ値は翌朝の始値で決まるので、持ったまま終わると夜から朝の動きで損益が変わります。
SQ値は翌朝の始値で決まるので、持ったまま終わると夜から朝の動きで損益が変わります。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。