オプションの満期とSQ|取引最終日、SQ値、決済の3つの方法

オプションの「売り」は、損失が限られません。このコースは、しくみと損益の形を学ぶためのものです。

この記事の要点

  • オプションには満期(取引の最終日)があります
  • 日経225オプションは、取引最終日の次の営業日に出る特別清算数値(SQ値)で精算されます
  • 満期までに決済するか、SQで精算されるかを、始める前に決めておきます

満期は決まっている

オプションには、取引できる最後の日(取引最終日)があります。大阪取引所の日経225オプションは、次のように決まっています。

取引最終日各月の第2金曜日(休業日なら繰り上げ)の前営業日に終わる取引日
SQ日取引最終日の次の営業日
権利行使日SQ日

日経225ミニオプションは、毎週の金曜日と水曜日に満期を迎える限月があります。

SQ値で精算される

SQ値(特別清算数値)は、オプションの権利行使に使う数値です。日経225オプションでは、限月の第2金曜日の日経平均株価の構成銘柄の始値に基づいて計算され、その日の大引けのあとに大阪取引所が公表します。

ふつうの日経平均株価は、始値がまだ付いていない銘柄に気配値などを使うので、その日の日経平均株価の始値と、SQ値は一致するとは限りません。

決済は3つ

JPXは、オプションの決済の方法を3つ挙げています。

  1. 反対売買:取引最終日までに、買ったオプションを売って終わる
  2. 権利行使:権利を使う。買い手は条件のもとで権利を使え、売り手は応える義務がある
  3. 権利放棄:得にならないときは、権利を使わない。買い手の損は払ったプレミアムで確定する

始める前に決めておく

  • 満期まで持つのか、その前に反対売買で終えるのか
  • 取引最終日をまたいで持つと、夜から朝の動きでSQ値がどうなるかわからない

確かめた資料

ここに気をつけて

SQ値は、SQ日の朝の各銘柄の始値で計算します。取引最終日の終わりの値段と、SQ値が大きくちがうことがあります。取引最終日に持ったまま終わると、夜から朝の動きで損益が変わります。

SQ値は、ふつうの日経平均株価のその日の始値とも、一致するとは限りません。

確認問題

Q1. 日経225オプションの取引最終日は?

答えと解説

正解は「各月の第2金曜日の前の営業日」。第2金曜日(休業日なら繰り上げ)の前営業日に終わる取引日です。

Q2. 日経225オプションのSQ値は、何をもとに計算しますか?

答えと解説

正解は「SQ日の日経平均株価の構成銘柄の始値」。JPXの説明では、構成銘柄の始値に基づいて算出し、その日の大引け後に公表します。

Q3. オプションの決済の方法として、JPXが挙げている3つに入らないものは?

答えと解説

正解は「満期を延ばす」。反対売買・権利行使・権利放棄の3つです。満期を延ばすことはできません。

今日の練習

次の第2金曜日の日付を調べて、日経225オプションの取引最終日とSQ日を日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。