オプションのプレミアム|権利の値段は、何で決まるのか

オプションの「売り」は、損失が限られません。このコースは、しくみと損益の形を学ぶためのものです。

この記事の要点

  • プレミアムは、オプションの値段(権利の値段)です
  • プレミアムは、いまの値段・権利行使価格・満期までの日数・値動きの大きさなどで決まります
  • 満期が近づくにつれて、時間の分の価値は減っていきます

プレミアムは権利の値段

プレミアムは、オプションの値段です。買う側が払い、売る側が受け取ります。

大阪取引所の日経225オプションは、取引単位が「オプション価格 × 1,000円」です。プレミアム300円なら、1枚で30万円になります(日経225ミニオプションは × 100円なので3万円)。

本質的価値と時間的価値

プレミアム = 本質的価値 + 時間的価値
  • 本質的価値:いま権利を使ったら得になる分。日経平均株価38,500のとき、権利行使価格38,000のコールなら500。アウト・オブ・ザ・マネーなら0
  • 時間的価値:満期までに、もっと得になる方向へ動くかもしれない、という見こみの分

何でプレミアムが変わるか

いまの値段コールは上がると高く、プットは下がると高くなる
権利行使価格イン・ザ・マネーほど高い
満期までの日数長いほど高い(時間的価値が大きい)
値動きの大きさ大きくなりそうなほど高い(ボラティリティ)

時間がたつと、時間的価値は減る

満期が近づくと、動ける時間が少なくなるので、時間的価値は減っていきます。満期には時間的価値は0になり、本質的価値だけが残ります。

買う側から見ると、値段が動かずに日がたつと、プレミアムが下がって損が増えていく、ということです。

確かめた資料

ここに気をつけて

プレミアムは、日経平均株価が動かなくても、日がたつだけで下がっていきます。買ったあと値段が動かないと、それだけで損が増えていきます。

日経225オプションは、プレミアムの1円が1,000円の重さです(ミニオプションは100円)。

確認問題

Q1. 日経225オプションをプレミアム300円で1枚買うと、支払う金額はいくらですか?(手数料をのぞく)

答えと解説

正解は「30万円」。取引単位は「オプション価格×1,000円」なので、300 × 1,000円 = 30万円です。

Q2. プレミアムは、本質的価値と何に分けて考えますか?

答えと解説

正解は「時間的価値」。プレミアム = 本質的価値(いま使ったときの得)+ 時間的価値(満期までに動く見こみ)です。

Q3. ほかの条件が同じとき、満期が近づくと時間的価値はどうなりますか?

答えと解説

正解は「減っていき、満期で0になる」。満期までに動く時間が少なくなるので、時間的価値は減っていきます。

今日の練習

オプションの損益図のツールで、プレミアムを200・300・500と変えて、損益が0になる値段(損益分岐点)がどう動くかを日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。