ボラティリティ|値動きの大きさと、プレミアムの関係
オプションの「売り」は、損失が限られません。このコースは、しくみと損益の形を学ぶためのものです。
この記事の要点
- ボラティリティは、値動きの大きさを表す言葉です
- 値動きが大きくなりそうなときほど、プレミアムは高くなります
- 値段が考えたとおりに動いても、ボラティリティが下がるとプレミアムが下がることがあります
値動きの大きさ
ボラティリティは、値動きの大きさを表す言葉です。上がるか下がるかではなく、「どれくらい大きく動くか」です。
- 過去の値動きから計算したもの(ヒストリカル・ボラティリティ)
- いまのプレミアムから逆に計算したもの(インプライド・ボラティリティ):市場が、これからどれくらい動くと見ているか
チャートでは、ボリンジャーバンドの幅が、値動きの大きさの目安になります。
動きそうなほど、プレミアムは高い
オプションの買い手は、値段が大きく動くほど得をする見こみがあり、損は払ったプレミアムまでです。だから、値動きが大きくなりそうなときほど、権利の値段(プレミアム)は高くなります。
動いても、プレミアムが下がることがある
プレミアムの時間的価値は、ボラティリティと残りの日数で変わります。
- 大きな発表の前:値動きが大きくなりそうだと見られ、プレミアムが高めになりやすい
- 発表のあと:見こみが落ちつくと、値段が動いても、時間的価値が下がることがある
コールを買って、値段が少し上がったのにプレミアムが下がった、ということが起きるのはこのためです。
買う前に考えておくこと
- いまのプレミアムは、値動きが大きくなりそうだと見られて高くなっていないか
- 満期までに、どれくらい動けば損益が0をこえるか(オプションの損益図で損益分岐点を確かめる)
ここに気をつけて
大きな発表の前は、値動きが大きくなりそうだと見られて、プレミアムが高くなりやすくなります。発表のあと、値動きの見こみが落ちつくと、値段が動いてもプレミアムが下がることがあります。
ボラティリティの数字だけで、高い・安いを決めつけないようにしましょう。
確認問題
Q1. ボラティリティとは、何を表す言葉ですか?
答えと解説
正解は「値動きの大きさ」。上か下かではなく、どれくらい大きく動くかを表します。
上か下かではなく、どれくらい大きく動くかを表します。
Q2. ほかの条件が同じとき、値動きが大きくなりそうだと見られると、プレミアムは?
答えと解説
正解は「高くなる」。大きく動くほど、権利に価値が出る見こみが大きくなるからです。
大きく動くほど、権利に価値が出る見こみが大きくなるからです。
Q3. コールを買ったあと、値段は少し上がったのに、プレミアムが下がりました。考えられる理由は?
答えと解説
正解は「値動きの見こみ(ボラティリティ)が下がった・日がたった」。時間的価値は、ボラティリティと残りの日数で変わります。
時間的価値は、ボラティリティと残りの日数で変わります。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。