デルタ|日経平均株価が動くと、プレミアムはどれだけ動くか
オプションの「売り」は、損失が限られません。このコースは、しくみと損益の形を学ぶためのものです。
この記事の要点
- デルタは、もとの値段が1動いたときに、プレミアムがどれだけ動くかの目安です
- コールのデルタは0から1、プットのデルタは0からマイナス1のあいだです
- デルタは、値段や満期までの日数によって変わります
もとの値段が1動いたときの、プレミアムの動き
デルタは、もとの値段(日経225オプションなら日経平均株価)が1動いたときに、プレミアムがどれだけ動くかの目安です。
例:デルタ0.5のコールで、日経平均株価が100上がる → プレミアムはおよそ50上がる(日経225オプション1枚なら 50 × 1,000円 = 5万円)
コールは0〜1、プットは0〜マイナス1
- 深いイン・ザ・マネー:1(プットは−1)に近く、もとの値段とほぼ同じように動く
- アット・ザ・マネー:0.5(プットは−0.5)の近くになりやすい
- 深いアウト・オブ・ザ・マネー:0に近く、もとの値段が動いてもプレミアムはあまり動かない
デルタは変わっていく
デルタは、いまの値段・権利行使価格・満期までの日数・ボラティリティで変わります。
- 値段がイン・ザ・マネーの方へ動くと、コールのデルタは1に近づいていく
- 満期が近づくと、イン・ザ・マネーは1へ、アウト・オブ・ザ・マネーは0へ寄っていく
デルタは、日がたつことやボラティリティの変化によるプレミアムの動きは表しません。いまの値段の動きに対する目安として使います。
ここに気をつけて
デルタは「いまの目安」で、値段や日数が変わると、デルタも変わります。一度見たデルタで、ずっと同じように動くとは考えないようにしましょう。
デルタは、ボラティリティの変化や日がたつことによるプレミアムの動きは表しません。
確認問題
Q1. デルタ0.5のコールで、日経平均株価が100上がると、プレミアムはおよそどれだけ動きますか?
答えと解説
正解は「50上がる」。100 × 0.5 = 50。ほかの条件が変わらないときの目安です。
100 × 0.5 = 50。ほかの条件が変わらないときの目安です。
Q2. プットのデルタは、どの範囲ですか?
答えと解説
正解は「0からマイナス1」。プットは値段が上がると価値が下がるので、デルタはマイナスです。
プットは値段が上がると価値が下がるので、デルタはマイナスです。
Q3. 深いイン・ザ・マネーのコールのデルタは、どれに近いですか?
答えと解説
正解は「1」。いま使っても得になる分が大きいので、もとの値段とほぼ同じように動きます。
いま使っても得になる分が大きいので、もとの値段とほぼ同じように動きます。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。