気持ちとチャート|あせり・期待が強いときほど、ルールに戻る

この記事の要点

  • 大きく動いたあとのチャートは、あせりや期待を強く感じやすくなります
  • 気持ちが動いたときほど、決めたルールに戻って確かめます
  • 取引の前後の気持ちを日記に残すと、自分のくせが見えてきます

チャートを見ると、気持ちが動く

チャートは数字の動きですが、見ている私たちの気持ちは動きます。

  • 大きく上がったのを見て、乗り遅れたくないとあせる
  • 損をしたあとで、すぐに取り返したいと思う
  • 何度か利益が出たあとで、次もうまくいくと思いこむ
  • 損が出ているのに、戻るかもしれないと損切りを先のばしにする

どれも、多くの人が感じる気持ちです。気持ちが動くこと自体は、悪いことではありません。

気持ちが動いたときほど、ルールに戻る

気持ちが強く動いているときは、前もって決めておいたルールに戻って確かめます。

  1. 入る形:いまの形は、自分が決めた入る形に合っているか(トレンド・時間足の向きなど)
  2. 損切り:どこで損切りするか、先に決めているか
  3. 量:損切りしたときの損が、決めた金額の中におさまるか(損切り幅からロットで計算できます)

1つでもあてはまらないときは、見送ることも選べます。

取り返そうとしない

損をしたあとに量を増やしたり、損切りの位置を遠くしたりすると、損がさらに大きくなることがあります。

  • 1日に何回まで損切りしたら、その日はやめる
  • 決めた金額まで損をしたら、その週はやめる

のように、休むルールを決めておく人もいます。

気持ちを日記に残す

取引の前と後の気持ちを、ひとことで日記に書いておきます。

  • 取引の前:「あせっていた」「落ち着いていた」
  • 取引の後:「ルールどおりにできた」「損切りを動かしてしまった」

読み返すと、自分がどんな気持ちのときにルールを破りやすいか、くせが見えてきます。チャートの読み方と同じくらい、自分のくせを知ることも大切です。

ここに気をつけて

損をしたあとに「取り返したい」と思って量を増やすと、損がさらに大きくなることがあります。気持ちが強く動いているときは、取引しないことも選べます。

この記事は、気持ちの動きに気づくための考え方です。気持ちの持ち方で、損を防げるわけではありません。

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確認問題

Q1. 大きく上がったチャートを見て「乗り遅れたくない」と感じました。まずすることは?

答えと解説

正解は「決めておいたルールに合っているかを確かめる」。気持ちが強く動いたときほど、前もって決めたルール(入る形・損切り・量)に戻って確かめます。

Q2. 損をしたあと「すぐに取り返したい」と感じています。考え方として合っているのは?

答えと解説

正解は「いったん取引を休むことも選べる」。取り返そうとして量を増やしたり損切りを動かしたりすると、損が大きくなりやすくなります。

Q3. 取引の前後の気持ちを日記に書いておくと、何に役立ちますか?

答えと解説

正解は「自分がどんなときにルールを破りやすいか、くせが見える」。あとで読み返すと、気持ちとルール破りの関係が見えてきます。

今日の練習

次に取引するとき(デモでもかまいません)、取引の前と後の気持ちをそれぞれひとことで日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。