トレンドとダウ理論|高値と安値の切り上げ・切り下げで流れを見る
この記事の要点
- 高値と安値がそろって切り上がっていれば上昇トレンド、切り下がっていれば下降トレンドです
- ダウ理論では、トレンドははっきりした転換のサインが出るまで続くと考えます
- トレンドがない横ばいの時間も長く、無理に方向を決めないことも大切です
トレンドは「高値と安値」で見る
値動きには、上がったり下がったりしながら、全体として一方向に進むトレンドがあります。トレンドがあるかどうかは、高値と安値を順に見ていくとわかります。
- 上昇トレンド:高値も安値も、前より高くなっていく(切り上がる)
- 下降トレンド:高値も安値も、前より低くなっていく(切り下がる)
横ばいの時間も長い
高値と安値がそろって動いていないときは、横ばい(レンジ)です。相場は、トレンドよりも横ばいの時間のほうが長いことも多く、無理に「上か下か」を決めないことも大切です。
ダウ理論の考え方
ダウ理論は、米国のチャールズ・ダウが示した、値動きの見方の考え方です。いくつかの考え方がありますが、チャートを見るときによく使うのは次の2つです。
- トレンドは、高値と安値の切り上げ(切り下げ)で決まる
- トレンドは、はっきりした転換のサインが出るまで続くと考える
上昇トレンドなら、安値が前の安値を下回ったときが、転換のサインのひとつです。サインが出るまでは「まだ上昇トレンドの形」と見て、サインが出たら「形がくずれた」と見直します。
「続くと考える」は、続くことを約束するものではありません。チャートを見るときの、ひとつの物差しです。
ここに気をつけて
トレンドは、あとから見るとはっきりしていても、その最中にはわかりにくいものです。「高値と安値の両方」がそろって切り上がっているか(切り下がっているか)を、数えて確かめましょう。
トレンドが続くと考えるのは「転換のサインが出るまで」です。いつまで続くかを約束するものではありません。
確認問題
Q1. 高値も安値も、前よりそろって高くなっています。これは何と呼びますか?
答えと解説
正解は「上昇トレンド」。高値と安値がそろって切り上がっている形が、上昇トレンドです。
高値と安値がそろって切り上がっている形が、上昇トレンドです。
Q2. 上昇トレンドのあと、安値が前の安値を下回りました。ダウ理論の考え方では、どう見ますか?
答えと解説
正解は「上昇トレンドが終わったかもしれないサインと見る」。安値の切り上げがくずれたので、上昇トレンドの形ではなくなりました。転換のサインのひとつと考えます。
安値の切り上げがくずれたので、上昇トレンドの形ではなくなりました。転換のサインのひとつと考えます。
Q3. 高値と安値が、だいたい同じところで止まっています。このときの考え方として合っているのは?
答えと解説
正解は「横ばいと見て、無理に方向を決めない」。高値も安値も切り上がっても切り下がってもいないので、横ばいです。方向を決めつけないようにします。
高値も安値も切り上がっても切り下がってもいないので、横ばいです。方向を決めつけないようにします。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。