トレンドとダウ理論|高値と安値の切り上げ・切り下げで流れを見る

この記事の要点

  • 高値と安値がそろって切り上がっていれば上昇トレンド、切り下がっていれば下降トレンドです
  • ダウ理論では、トレンドははっきりした転換のサインが出るまで続くと考えます
  • トレンドがない横ばいの時間も長く、無理に方向を決めないことも大切です

トレンドは「高値と安値」で見る

値動きには、上がったり下がったりしながら、全体として一方向に進むトレンドがあります。トレンドがあるかどうかは、高値と安値を順に見ていくとわかります。

高値1高値2高値3安値1安値2安値3高値1高値2高値3安値1安値2安値3
上昇トレンド:高値1 → 2 → 3、安値1 → 2 → 3 が、そろって切り上がっています。図は説明のための作りものの値動きで、実際の通貨ペアのチャートではありません。
高値1高値2高値3安値1安値2安値3高値1高値2高値3安値1安値2安値3
下降トレンド:高値も安値も、そろって切り下がっています。図は説明のための作りものの値動きで、実際の通貨ペアのチャートではありません。
  • 上昇トレンド:高値も安値も、前より高くなっていく(切り上がる)
  • 下降トレンド:高値も安値も、前より低くなっていく(切り下がる)

横ばいの時間も長い

横ばい:高値も安値も、だいたい同じところで止まっています。図は説明のための作りものの値動きで、実際の通貨ペアのチャートではありません。

高値と安値がそろって動いていないときは、横ばい(レンジ)です。相場は、トレンドよりも横ばいの時間のほうが長いことも多く、無理に「上か下か」を決めないことも大切です。

ダウ理論の考え方

ダウ理論は、米国のチャールズ・ダウが示した、値動きの見方の考え方です。いくつかの考え方がありますが、チャートを見るときによく使うのは次の2つです。

  1. トレンドは、高値と安値の切り上げ(切り下げ)で決まる
  2. トレンドは、はっきりした転換のサインが出るまで続くと考える

上昇トレンドなら、安値が前の安値を下回ったときが、転換のサインのひとつです。サインが出るまでは「まだ上昇トレンドの形」と見て、サインが出たら「形がくずれた」と見直します。

「続くと考える」は、続くことを約束するものではありません。チャートを見るときの、ひとつの物差しです。

ここに気をつけて

トレンドは、あとから見るとはっきりしていても、その最中にはわかりにくいものです。「高値と安値の両方」がそろって切り上がっているか(切り下がっているか)を、数えて確かめましょう。

トレンドが続くと考えるのは「転換のサインが出るまで」です。いつまで続くかを約束するものではありません。

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高値と安値に印をつける手順

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確認問題

Q1. 高値も安値も、前よりそろって高くなっています。これは何と呼びますか?

答えと解説

正解は「上昇トレンド」。高値と安値がそろって切り上がっている形が、上昇トレンドです。

Q2. 上昇トレンドのあと、安値が前の安値を下回りました。ダウ理論の考え方では、どう見ますか?

答えと解説

正解は「上昇トレンドが終わったかもしれないサインと見る」。安値の切り上げがくずれたので、上昇トレンドの形ではなくなりました。転換のサインのひとつと考えます。

Q3. 高値と安値が、だいたい同じところで止まっています。このときの考え方として合っているのは?

答えと解説

正解は「横ばいと見て、無理に方向を決めない」。高値も安値も切り上がっても切り下がってもいないので、横ばいです。方向を決めつけないようにします。

今日の練習

ドル円の日足で、最近の高値と安値を3つずつ見つけて、切り上がっているか・切り下がっているかを日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。