移動平均線(EMA 20・75・200)|向きと並びで流れを見る

この記事の要点

  • このサイトでは、移動平均線をEMA(指数平滑移動平均)の20・75・200で表示します
  • 線の向きで流れを、ローソク足が線の上か下かで勢いを見ます
  • 3本が上から20・75・200の順に並んでいると、上向きの流れがはっきりしていた形です

移動平均線は、値段の平均をつないだ線

移動平均線は、一定の期間の値段の平均を、1本ずつずらしながら計算して、線でつないだものです。ギザギザした値動きをならして、流れを見やすくします。

このサイトのチャートの設定

移動平均線:EMA 20・75・200/RSI:期間 9/RSIの移動平均:SMA 50。図・説明・設定ガイドは、すべてこの設定でそろえています。

このサイトでは EMA 20・75・200

移動平均線にはいくつか種類があります。このサイトでは、EMA(指数平滑移動平均)を使います。EMA は、直近の値段ほど重く数える平均で、次の式で計算します。

今日の EMA = α × 今日の終値 +(1 − α)× 前の日の EMA (α = 2 ÷(期間 + 1))
20EMA(短い流れ)α = 2 ÷ 21 ≒ 0.095
75EMA(中くらいの流れ)α = 2 ÷ 76 ≒ 0.026
200EMA(長い流れ)α = 2 ÷ 201 ≒ 0.010

期間が短いほど直近の値段の重みが大きく、値動きに早く反応します。期間が長いほど、ゆっくり動きます。

向きと位置を見る

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EMA 20・75・200 を引いた図。線は、この値動きからEMAの式で計算しています。途中で値段が下がったときは20EMAが先に下を向き、最後は上から20・75・200の順に並んでいます。図は説明のための作りものの値動きで、実際の通貨ペアのチャートではありません。

移動平均線で見るのは、次の2つです。

  1. 線の向き:上を向いていれば、その期間の平均が上がっている(上向きの流れ)
  2. ローソク足の位置:ローソク足が線の上にあれば、いまの値段は平均より高い

3本の並び

3本が上から 20・75・200 の順に並んで、そろって上を向いているときは、短い流れも長い流れも上向きだった、という形です。反対に、下から 20・75・200 の順なら、下向きの流れがはっきりしていた形です。

並びがくずれているとき(3本がからみ合っているとき)は、流れがはっきりしない時間と考えます。

並びや交わりは、これまでの値動きをまとめたものです。「この並びになったら買い」のように、それだけで売買を決めるものではありません。

ここに気をつけて

移動平均線は、過去の値段の平均です。値動きのあとから動くので、流れが変わったことに気づくのは、少し遅れます。

線どうしが交わったり、ローソク足が線を超えたりしても、それだけで流れが変わったとは限りません。ほかの見方(高値と安値の切り上げ・切り下げなど)と合わせて確かめましょう。

TradingViewで表示するには

EMA 20・75・200 を表示する手順(設定ガイド)

TradingViewを開く(紹介リンク・PR)

確認問題

Q1. EMA 20 の計算に使う「直近の値段の重み」α(アルファ)は、およそいくつですか?

答えと解説

正解は「約0.095(2 ÷ 21)」。EMA の重みは α = 2 ÷(期間 + 1)。期間20なら 2 ÷ 21 ≒ 0.095 です。

Q2. EMA 20・75・200 のうち、値段の動きにいちばん早く反応するのはどれですか?

答えと解説

正解は「20EMA」。期間が短いほど、直近の値段の重みが大きく、早く動きます。

Q3. 3本の線が上から 20・75・200 の順に並び、どれも上を向いています。これはどんな形ですか?

答えと解説

正解は「上向きの流れがはっきりしていた形」。短い期間の平均ほど上にあり、そろって上を向いているので、これまで上向きの流れがはっきりしていた形です。これからの動きを決めるものではありません。

今日の練習

TradingViewでドル円の日足に EMA 20・75・200 を表示して、いまの3本の並び順と向きを日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。