商品CFD(金・原油)|何と関わって動くのか、どんな注意があるか

この記事の要点

  • 金や原油の値段の動きを、CFDで取引できます
  • 金は米ドルや金利の動きと、原油は世界の景気や産油国の動きと関わりがあります
  • 商品は値動きが大きい日があるので、取引する量を小さめに考えます

商品CFDは、金や原油の値段の差をやり取りする

商品CFDは、金・銀・原油などの値段の動きを、CFDで取引するものです。金のかたまりや原油そのものを受け取ることはなく、値段の差だけをやり取りします。

この記事で説明するのは、口座の会社と直接取引する店頭の商品CFDです。国内の個人は、レバレッジ20倍まで(証拠金は取引の額の5%以上)と決まっています(証拠金とレバレッジ)。

取引所のCFDのくりっく株365にも金・銀・プラチナ・原油がありますが、こちらは金などのETF(上場投資信託)を対象にした商品です。証拠金は取引所の証拠金基準額で決まり、店頭の商品CFDとは扱いがちがいます。

金:ドルや金利と関わりがある

金の値段は、ふつう米ドル建て(1トロイオンスあたり何ドル)で表されます。

  • 金は利息を生まないので、金利が上がると、持っておく理由が弱まると考えられることがある
  • ドル建てなので、ドルの強さ・弱さの影響を受けることがある
  • 世の中が不安なときに、買われることがある

ただし、これらはいつも同じ向きに働くわけではありません。「金利が上がったから金は下がる」と決めつけないようにします。

原油:景気や産油国と関わりがある

原油は、世界でどれだけ使われるか(景気)と、どれだけ作られるか(産油国の決定)で動きやすい商品です。

  • 産油国の会合で、生産量の方針が決まると動くことがある
  • 米国エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計は、ふつう水曜日の米国東部時間10:30に発表される。日本時間では、米国の夏時間のとき水曜日の23:30、冬時間のときは日付が変わって木曜日の0:30

ドル建ての商品は、円の損益にドル円も入る

金や原油のCFDは、損益がドルで決まる商品が多くあります。円で考えるときは、ドル円のレートもかけます。

円の損益 = 値段の差 × 1枚の倍率 × 枚数 × ドル円

CFDの損益では、ドル建ての商品のとき、ドル円のレートも入れて計算できます。

量は小さめに考える

金や原油は、ニュースや発表で、1日に大きく動く日があります。損切りまでの幅が広くなりやすいので、そのぶん取引する量を小さくして、1回の損が決めた金額におさまるようにします。

確かめた資料

ここに気をつけて

「金はドルや金利と関わる」などの関係は、いつも同じ向きに働くわけではありません。関係だけで値動きを決めつけないようにしましょう。

原油は、産油国の決定や在庫の発表で、短い時間に大きく動くことがあります。

TradingViewで表示するには

金・原油のチャートを出す手順(設定ガイド)

TradingViewを開く(紹介リンク・PR)

確認問題

Q1. 金(XAUUSD)の値段は、どの通貨で表されていますか?

答えと解説

正解は「米ドル」。XAUUSDは、金1トロイオンスの米ドル建ての値段です。

Q2. 金のCFDの損益を円で考えるとき、いっしょに見ておくとよいものは?

答えと解説

正解は「ドル円のレート」。ドル建ての損益は、ドル円のレートで円に直します。

Q3. 米国の原油在庫の発表(EIAの週間石油在庫統計)は、ふつう何曜日ですか?

答えと解説

正解は「水曜日(米国東部時間10:30)」。EIAは、ふつう水曜日の米国東部時間10:30に発表します。日本時間では夏時間のとき水曜23:30、冬時間のとき木曜0:30です。祝日の週はずれます。

今日の練習

金と原油のチャートを日足で並べて、この1か月で値動きが大きかったのはどちらかを日記に書いてみましょう。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。