スプレッドとは?取引のたびにかかる、見えにくいコスト
この記事の要点
- スプレッドは、買値(Ask)と売値(Bid)の差で、取引のたびにかかるコストです
- ドル円のスプレッドが0.2銭なら、1万通貨の取引で約20円かかります
- 早朝や指標の発表の前後は、スプレッドが広がることがあります
スプレッドは、2つの値段の差
前の記事で見たように、FXの画面にはいつも売値(Bid)と買値(Ask)の2つの値段が並んでいます。この差がスプレッドです。
買ってすぐに売ると、値段が動いていなくても、スプレッドの分だけ損になります。つまりスプレッドは、取引のたびにかかるコストです。多くの会社は取引手数料を無料にしているので、FXのコストの中心はこのスプレッドです。
スプレッドは、いくらかかる?
ドル円のスプレッドが0.2銭(0.2pips)のとき、取引する量ごとのコストは次のとおりです。
1回では小さな金額でも、取引の回数が増えると積み重なります。短い時間で何度も取引するほど、スプレッドの影響は大きくなります。
スプレッドが広がるとき
会社が出しているスプレッドの多くは「原則固定」で、いつも同じとは限りません。次のようなときは広がりやすくなります。
- 重要な経済指標の発表の前後(指標カレンダーで予定を確かめられます)
- 取引する人が少ない、日本時間の早朝
- 年末年始や、大きなニュースが出たとき
口座を選ぶときの物差しの1つ
スプレッドは、口座を選ぶときの大切な物差しの1つです。ただ、少しの差よりも、取引したい量で取引できるか、アプリで損切りを入れやすいかのほうが、はじめのうちは大切なこともあります。くらべ方は口座の選び方にまとめています。
ここに気をつけて
「原則固定」と書かれたスプレッドでも、相場が急に動くとき、取引する人が少ない早朝(日本時間の朝6〜7時ごろ)、年末年始などは広がることがあります。
損切りの幅がせまいと、スプレッドが広がっただけで損切りの値段に届いてしまうことがあります。発表の前後は、無理に取引しないのも一つの方法です。
確認問題
Q1. 売値が149.998円、買値が150.000円です。スプレッドは何pipsですか?
答えと解説
正解は「0.2pips」。差は0.002円です。1pip=0.01円なので、0.002 ÷ 0.01 = 0.2pips(0.2銭)です。
差は0.002円です。1pip=0.01円なので、0.002 ÷ 0.01 = 0.2pips(0.2銭)です。
Q2. スプレッドが0.2銭のドル円を1万通貨取引すると、スプレッドのコストはおよそいくらですか?
答えと解説
正解は「20円」。0.2pips × 1万通貨 × 0.01円 = 20円です。
0.2pips × 1万通貨 × 0.01円 = 20円です。
Q3. スプレッドが広がりやすいのは、どんなときですか?
答えと解説
正解は「重要な経済指標の発表の前後」。発表の前後や、取引する人が少ない早朝は、スプレッドが広がりやすくなります。
発表の前後や、取引する人が少ない早朝は、スプレッドが広がりやすくなります。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。