経済指標と発表時刻|日本時間で何時?発表の前後に気をつけること

この記事の要点

  • 経済指標は、国の景気や物価の様子を表す数字で、決まった日時に発表されます。発表の前後は為替が動きやすくなります
  • 米国の雇用統計や消費者物価指数は、日本時間で夜の21時30分(米国の冬時間は22時30分)に発表されます
  • 発表の前後は、スプレッドが広がったり、値段が飛んだりすることがあります

経済指標は、国の様子を表す数字

経済指標は、国の景気・物価・雇用などの様子を表す数字です。国や中央銀行が、決まった日時に発表します。数字が予想とくらべてどうだったかで、金利の見通しが変わり、為替が動くことがあります。

主な指標と、日本時間の発表時刻

指標発表(現地の時刻)日本時間
米国の雇用統計米国東部 8:30(毎月はじめの金曜日が多い)21:30(米国の冬時間は22:30)
米国の消費者物価指数(CPI)米国東部 8:3021:30(冬時間は22:30)
FOMC(米国の政策金利)米国東部 14:00次の日の 3:00(冬時間は4:00)
ECB(ユーロ圏の政策金利)中央ヨーロッパ 14:1521:15(欧州の冬時間は22:15)
日銀の金融政策決定会合会合の最終日、会合が終わってすぐ(時刻は決まっていない)昼ごろになることが多い
日本の消費者物価指数(全国)日本 8:30(原則、毎月19日を含む週の金曜日)8:30
豪準備銀行(豪州の政策金利)シドニー 14:3013:30(豪州の夏時間は12:30)

発表の日は、月ごとに変わります。日にちは指標カレンダーで確かめてください。祝日などで、いつもとちがう日・時刻になることもあります。

発表の前後に起こりやすいこと

発表の時刻スプレッドが広がる・値段が飛ぶ発表の前は、動きが小さくなることも
形は一例です。発表の内容と、そのときの注目の集まり方で、動き方は毎回ちがいます。

発表の直前は、結果を待つ人が多く、動きが小さくなることがあります。発表の瞬間には、注文が一度に集まって、値段が大きく上下することがあります。このとき、

  • スプレッドが広がる:売値と買値の差が、ふだんより大きくなる
  • 値段が飛ぶ:あいだの値段をとばして、離れた値段で取引が決まる

ということが起こりやすくなります。逆指値の損切りも、決めた値段より不利なところで決まることがあります。

指標の日の過ごし方を決めておく

大事なのは、「どの指標が、日本時間の何時にあるか」を、チャートを見る前に知っておくことです。

  1. その日の★3つの発表を、指標カレンダーで確かめる
  2. 発表の前後に、新しく取引を始めるかどうかを、自分のルールで決めておく
  3. 持っている取引があるなら、損切りの注文が入っているかを確かめる

ここに気をつけて

発表の直後は、数秒のあいだに値段が大きく上下することがあります。スプレッドが広がり、指値や逆指値の注文が、決めた値段から離れたところで決まることもあります。

慣れるまでは、大きな発表の前に新しく取引を始めない、持っている取引の量を減らしておく、などを自分のルールにしておくと安心です。

確認問題

Q1. 米国の消費者物価指数(CPI)は、米国東部時間の朝8時30分に発表されます。米国が冬時間のとき、日本時間では何時ですか?

答えと解説

正解は「22時30分」。冬時間の米国東部時間は、日本時間より14時間おそいので、8時30分は日本時間の22時30分です。夏時間なら21時30分です。

Q2. FOMC(米国の金融政策)の結果は、米国東部時間の14時に発表されます。米国が夏時間のとき、日本時間ではいつですか?

答えと解説

正解は「次の日の朝3時」。14時(米国東部の夏時間)に13時間を足すと27時、つまり日本時間の次の日の朝3時です。

Q3. 重要な経済指標の発表の前後に、起こりやすいことはどれですか?

答えと解説

正解は「スプレッドが広がったり、値段が飛んだりする」。発表の前後は、取引する人の注文が一度に集まったり、減ったりするので、スプレッドが広がり、値段が飛ぶことがあります。

今日の練習

指標カレンダーで、今週の★3つの発表を1つ選び、日本時間の何時かを日記に書いておきましょう。当日、その時間の前後にチャートがどう動いたかも残せます。

日記を書く

この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。取引は自己判断でお願いします。